嫌なアイツ





翔…

貴方の事なのに…


私が想い続けてるのは貴方なのに…



私は心の中で叫んだ



私に…

私を思い出して!

私が貴方の彼女なんだと…

貴方の側にずっと一緒に居たんだと…

結婚すると約束した事を…



もう泣きそうに成った。



私は翔に帰ってくれますか?
と話をした。


翔はまだ時間があるから…

とか言ってたけど無理矢理、店から外に出した。



もう…

もう私の涙腺は限界が来てたから…


こんなに辛い想いをするんならここに帰って来るんじゃ無かった…

やっぱり海莉の式が終わったら長野に帰ろう…

みんなには悪いと思うけど私は翔の側に翔の側にはいられない…



失ってはいけない者を知ってしまった辛さ…


こんな苦しい愛を私は耐えれるの?



もう目からダムの様に流れる涙を…

拭いても拭いても流れ落ちる涙を…

止める術を知らず…

ただ…

翔の事だけを考え翔の事だけを想い…


失ってはいけない人が誰なのか?
を改めて実感させられた…


そんな感じだった。



泣いて全部、忘れてしまおう…


翔から付き合おう!と言われた言葉も…