嫌なアイツ






翔と二人でお弁当を囲んで久し振りに食べた。



私はやっぱり全部は食べ切れず…

残してしまった。


『勿体ないから全部食べないとダメじゃ無いか!』

と私のお弁当を食べてしまった…



『前にもこんな事があった様な気がするんだけど…なにか?心当たりない?』


……………。


心当たりもなにも…


翔の家で二人一緒にお弁当を食べて私の残した物を翔が食べたんだよ…


そんな事は言えない



私は何か?の勘違いじゃないの?

と翔に冷たく言った



『絶対になにか?を隠してるだろ?カイザーやジュリアがあんなに懐くはずが無いからな!』


…………………。


私があれはたまたま犬と私の気があっただけだから…

それにあの犬の名前カイザーとジュリアって言うんだ…



私は最後までシラを切り通すつもりだった。


そう言えば…


私は翔に…


哀川さん?饗庭さんに電話いれました?

と訊くと…


『あぁ~由良から電話があってあんたから電話に出るよって言われて電話したんだって言われて所在地を訊かれたよ!』

不貞腐れた顔をして言う翔に…


良かった!
饗庭さんと連絡がついて…

と私は言った。