嫌なアイツ






『お金はいらないよ昨日のオムライスのお礼だから…』


翔はそう言った。



スーツに身を包んだ翔に私は仕事中じゃ無かったの?

と訊くと…




『今日は外に出る日だから…外で俺もご飯なんだよ…前はお弁当を持って来てた様な気がしてんだけど…』


………………。


私は何も言えなかった…


私が毎朝、作ってたお弁当を翔は土日以外、毎日、持って行ってたから…



私が黙ってると…



『やっぱりなんか?知ってるんだろ?俺には教えてくれないの?』


…………………。


教えるも何も…



『まっいいよ!とにかく弁当、食べないか?』


翔が袋をかざしたので私は笑顔で有り難う…

といい袋を貰い中から出し蓋を開けた。



……………。


デラックス弁当…



『どうした?デラックス弁当って言うんだけど…いつも何故か?このデラックス弁当を買ってしまうんだよ…』

翔は言った。



私は椅子を翔に渡し奥の部屋からお茶を持って来た。

お茶を注ぎ…


いただきます!
と言って食べ始めると…


翔はずっと私の食べる姿を観てた。



『美味しそうに食べるんだね?』

と言う翔…