嫌なアイツ





『そう。今日の晩ご飯は?』

その質問に私はお刺身が食べたかったからお刺身を買ったと返信した。



『刺身なの?久し振りだな!刺身を家で食べるなんて!楽しみだよ!仕事が終わったら真っ直ぐ帰るから…また連絡するよ!じゃ愛莉また後でね!』


と受信した。



私は了解!とメールを送信した。



私は翔の帰りをカイザーとジュリアと待った。



翔が帰って来ると玄関まで出迎え仕事に行く時も玄関まで見送りを続けて気付けば私は翔の家に来て早一ヶ月を過ぎようとしてた。


時間と言うのは経つのが早い…


私はいつの間にか?この生活に慣れてしまって母から仕事の事で連絡を貰っても海莉にして貰えばいい…

そう思ってたから母に海莉も師範なんだから海莉にも少し任せれば?と話をしてた。

私は完璧に翔の家から出る気が無かった


毎日朝、早起きして翔のお昼のお弁当を作り朝ご飯の支度をしてその間に洗濯機を回し本当に主婦業をやってたから…


誰にもこの幸せを壊されたく無かったから…


でも…


神様と言うのは悪戯好きなのか?
運命を残酷に変えてくれる…

この幸せを続けさせてはくれなかった…