嫌なアイツ





私は観念した。



翔に敵う訳がない…



私は靴を脱ぎ鞄を持ち寝室へ歩いて行く途中でカイザーとジュリアによし!おいで!と声を掛け待ての命令を解いた。

カイザーとジュリアはこちらに来た。


ドアを開けたまま寝室に入り鞄を置いた





カイザーとジュリアに部屋においで!
と声を掛けカイザーとジュリアは部屋に入って来た。

二匹とも私の前でお座りをした。




『カイザーとジュリアは愛莉に懐いて愛莉の言う事を良く聞くな!俺より聞くんじゃ無いの?』

と寝室に入って来た翔はカイザーとジュリアの頭を撫でた。



カイザーとジュリアは翔に撫でられ嬉しいのか?尻尾を振り飼い主である翔に飛び付いて行った。



翔は二匹に飛び掛かられても私みたいによろめいたりしないで二匹をしっかり支えていた。



私はその姿を観て翔のスーツ姿をマジマジと観てた。



『愛莉?ホカ弁を買って来たから一緒に食べよう。』


翔はそう言ってカイザーとジュリアに待て!と命令して私に近づいて来た。



私はうん。と答え立ち上がり翔に手を引かれ寝室から出る時にカイザーとジュリアによし!こい!と翔が命令をすると二匹は私達の後を付いて来た。