嫌なアイツ






冷蔵庫に飲み物を取りにキッチンへ行き冷蔵庫を開け牛乳があったので牛乳を取りコップに注ぎ一気に飲んだ。

もう一杯コップに牛乳を注ぎ牛乳を冷蔵庫へ直しコップを持ちリビングへ行きテーブルの上にあった菓子パンを一つ取り私は袋を開け口の中にほうばった。

カイザーとジュリアは私の足下でお座りをして尻尾を振ってた。


パンを少しちぎりカイザーとジュリアの前に置くと観るだけで食べ様としない…私がよし!と言うと二匹は食べ出した。


躾が行き届いてる…

そう思った。



牛乳を飲み干しコップをキッチンに持って行き洗って籠の中に入れた。


寝室に戻り鞄から携帯用の歯ブラシセットを取り出し洗面所へ向かった。


洗面所に行き顔を洗い…

目に付いたのは色違いの2本の歯ブラシだった…


…………………。


ガラスコップに入った水色と桃色の2本の歯ブラシ…

寄り添う様にくっついて置いてある…



彼女が居てもおかしくない翔…



私は目にしない様に歯磨きを始めた。

歯を磨き終わり寝室に戻り鞄の中に携帯歯ブラシセットを直し服を着替えた。


やっぱり私がここに居るのはおかしい…

そう思ったから…