【愛莉ちゃんは鈍感すぎる!!】
そう…
翼さんがお店に来た時に海莉に言われた事を…
海莉は翼さんの気持ちを知ってたんだ…
だから私にあんな事を言ったんだ…
そして私が全部、幸せを取って行くと言う事を…
また泣きそうに成った。
『愛莉?もう泣かないで…何も考え無くていいから…俺だけを観てて…俺だけの事を考えてて欲しいんだ…後は俺に任せて欲しい…』
翔の言葉に私は少し考えて頷いた。
翔に任せよう…
翔の側に居よう…
離れないで…
私はこの家に居てもいいんだ…
と勝手に解釈をした
海莉や父、母が居る家に帰りたく無かったから…
海莉の顔を正面に観れないから…
翔に家に帰れ!
と言われるまで私はここにいようと決めた。
翔の翼さんへの気持ちも二人の様子がおかしかった事も全ての原因は私だと解った今…
私は翔と一緒に居たいと言う気持ちの方が勝ったから…
翼さんには悪いけど私は翼さんを避ける事にした。
メールでも電話でもいいからちゃんと翼さんに翔との話をきちんとしょう…
そう思った。


