嫌なアイツ





寝室にドアを開けると部屋は電気が点けっ放しに成ってた。


部屋に入り翔がベットの方へ歩い行き繋がれた手はそのまま私をベットの方へと連れて行った。

翔が掛け布団を上げ先に布団の中に入り私の繋いだ手を引っ張った。

私は引っ張られたその力に抵抗する事も無く翔の方へ吸い寄せられる様に翔の上に倒れ込んだ。

私の手に持ってるミネラルウォーターを翔は取りベットの横の机に置き上に覆い被さってる私を抱き締めた。


私は何も抵抗する事なく翔の腕の中で目を瞑ってると…


翔が私を横に降ろし私に腕枕をして横向きに成ったまま私を抱き締めた。


私は翔に抱き締められて翔に守られてる感じがした。


『愛莉?少しでもいいから寝ないと…』


頭の上から翔の声が聞こえた。


私は頷くだけで言葉にして返事をしなかった。




少し沈黙の後に…


翔は私に翼さんの話を始めた。



『翼は愛莉。お前の事が好きなんだよ…だから俺は翼にお前を盗られたく無いから翼に冷たかったんだ…愛莉は全く気付いて無かっただろうけど…』


私は驚いた。


私は前、海莉に翼さんの事で言われた言葉を思い出した。