嫌なアイツ





メールが何件も受信される…


全部、受信が完了して受信メールのフォルダを開くと…



海莉…

饗庭さん…

母…

翔…



着信があった事も画面に表示されそれも一緒に観ると…



翔からの着信が多く母からの着信は私が家を出てから5回、電話をくれてたみたいだったけど…

その前までは翔の着信ばかりだった。


後、饗庭さんと翼さん…



メールを開く勇気が無くて私はそのまま携帯を閉じた。



海莉のメールを読めない…



私は家から持って来た鞄を開け着替えの下着を出した。

パジャマを持って来て無い事に気付き私はどうしょう…

と考えてたら翔が部屋に帰って来て部屋の明かりをつけた。



一瞬にして明るく成った部屋は眩しかった。



眩しくて目を細める私に翔はお風呂の準備が出来たから入っていいよ。と言いタンスからTシャツを出し私に渡した。


『愛莉のパジャマ替わりな!』



…………………。


また私がこれを着るの?
こんなダブダブに成る服を?



はぁ~
っと大きく溜め息を吐くと翔が…


『仕方が無いだろ?愛莉に合うサイズの服なんてこの家に無いんだから…』


翔が言うのはごもっともな答えです…