嫌なアイツ






【ごめんなさい!】


「翔すまん!」



そう言って扉は閉められた…



いやぁ~ん!!

見られた!



翔のバカァ~!!




翔は私の顔を見て…


『あぁ~あ…海莉ちゃんと由良に誤解されちゃったね。でもいずれは俺達も一つに成れるんだから愛莉が慣れるまで俺は頑張って待つよ!』


こんな事を言う翔に私はもう何も言え無かった…



翔が私の上からどこうとするのを私は背中に手を回し抱き締めた。


翔が上からどいてしまうと私の胸が丸見えに成ってしまうから…
それをどうしても翔に観られるのが恥ずかしかったから…


なのに翔は…


『愛莉?そんなに抱きつかれたら俺のブレーキが外れて愛莉を襲ってしまいたくなるんだけど…』



そんな事を言われても私だって胸を観られたくない!!



『愛莉?そんなに俺を狼にしたいの?俺をそんなに挑発して誘惑して最後までちゃんと責任取ってくれんの?』

翔の問い掛けに私が答えたら翔は笑い出した。



翔がどいてしまったら私の胸が見えるからどいちゃダメ!


って言ったのに…



翔は笑いながら私の手を解き私の胸に顔を埋め言った。


『もう今さっきから俺は何度も観てるし触って触れてるし恥ずかい事なんてないだろ?』



いや…

恥ずかしいよ…