嫌なアイツ






饗庭さんも伯父さんに挨拶をして話をしてた。


私と海莉はそれを黙って見てた。



『さっ!じゃ上に上がろうか?』

と言う翔の声に饗庭さんは伯父さんとの話を止めこちらに来た。



暗証番号を翔が押しロックが解除されドアが開いた。

中に入ると通路が長くて広い…

癒しの空間…

とまではいかないけど小さいけど滝を思わせる様な流れる物の横に観葉植物が並びライトアップされてた。



エレベーターに乗り15階を押した翔…


私と海莉が顔を見合わせると…


「翔の部屋は15階、全部がこいつの部屋になってるから愛莉ちゃん?海莉?驚かない様にね!」

と笑顔で言った饗庭さん…


なんだか本当に緊張して来た。



15階に着くと翔は人差し指を機械に置いてカメラに自分の顔を写した。


そしとドアノブを引き扉が開いた。



私は驚いてしまった



凄い!

ただそれだけ…

その一言だけだった



翔と饗庭さんは中に入って行き玄関に荷物を置いて私と海莉を呼んだ。

私と海莉は慌てて玄関の中に入り…


中を観てまたビックリしてしまった…