おじさんは私を見て
〔翔君にもようやく春が訪れたと言う事ですか!〕
と優しく笑った。
おじさんの笑った顔が何処と無く翔に似てるのに私は気が付いた。
『愛莉!海莉ちゃんお待たせ!』
と両手に荷物を抱えた翔と饗庭さんが掛け寄って来た。
翔は管理人さんに…
『伯父さん。紹介するよ!俺の彼女の愛莉。その隣りに居てる女性は愛莉の双子の妹で由良の彼女の海莉ちゃんだよ!』
と翔に紹介されたので私と海莉は一人ずつおじさんに挨拶をした。
おじさんは私達にここの管理人だって言ってたのに何で翔が『伯父さん』と呼んだのか?
私は不思議だった。
挨拶をし終わった私達におじさんは…
〔初めまして。愛莉さん。海莉さん。私はここの管理人をしてる哀川 司と言います。翔の父の弟なんです。〕
とおじさんが言ったので私は今さっきのおじさんの笑顔が翔に似てるのは当たり前だ…
と思ったし翔が伯父さんと呼ぶのも納得した。
〔今日はまた凄い荷物を抱えて帰って来たな?翔!〕
と伯父さんの質問に翔が私と海莉が晩ご飯を造ってくれるんだと伯父さんに話をした。
伯父さんは嬉しそうに翔の話を聞いてた


