嫌なアイツ





翔は私の頭に手を置き饗庭さんは海莉の頭に手を置き二人して頭の上で手をポンポンと叩いてた。


おじさんは…


〔ほんとに美男美女だな!こりゃ参ったよ!〕

と笑った。


翔がおじさんの売ってたお肉を買い買い物も終了してレジに行く間、翔と饗庭さんは上機嫌だったのは言うまでも無かった。


レジで並んでると海莉と饗庭さんがちょっと席を外すからと言って何処かに行ってしまった。

車を押す翔の後ろに私は付いてた。

レジ精算の番が来て翔がカゴを車から持ち上げ二つ共、レジ前に置いてくれた。

品物を機械に通しバーコードを読み取る機械音。


商品を全部、機械に通し終わった後、金額を言われ私が鞄から財布を出そうとすると翔が後ろポケットから財布を出し支払ってしまった。

翔はカゴを棚に移動させてくれて二人で買った商品を喋りながら袋の中に入れてると…



【愛莉ちゃん!翔さん!】

と海莉ちゃんの声がした。


二人で声のした方を観ると…



???????


饗庭さんが両手に袋を抱え海莉と立ってた。


私が海莉になに?
その荷物?

と言うと海莉は晩ご飯の後のおやつ!

と笑顔で答えた。