科学館を出て車に乗り移動する事に成った。


私は翔の愛車Zに…

海莉は饗庭さんの愛車ポルシェに…



お互い分かれて乗る


行き先はまた告げられず私は窓を開け風を楽しんでた。

翔も窓を開け凄くいい風が私の髪の毛を撫でる様に流れていく。



『愛莉?今日の晩ご飯なんだけどさ…』

と前を向き運転する翔に声を掛けられた


私は何?
と翔の方を向くと…



翔の髪は風になびき思わず翔の事を私は綺麗…
そう呟いた。


男の人でも綺麗なんだ…

顔立ちもいい…

甘いマスクだし…

整った顔…

均等の取れた目や鼻や口…



ずっと観てると…



『愛莉?そんなに見詰めなくてもいいんじゃない?』


翔の声で私は…


しまった!!

と思った。



私は翔に何か?用事だったんでしょ?

と聞き直すと…



『あぁ。晩ご飯の事なんだけど…愛莉と海莉ちゃんで俺達に晩ご飯を作ってくんないかな?って由良と話をしてて食べたい!と思ったからいいか?訊いてみょうと思ってさ…』

と言う翔に…



う~ん…

と悩む私。



私はいいんだけど…

海莉がなんて言うかな…



私は翔に海莉がね…

と言うと…