嫌なアイツ





毎日一緒に過ごす?


はい?


私は咄嗟に下を向いた。



それって…



『そう!僕と愛莉が結婚したら毎日、違った愛莉を僕は観れるのかな?と思ったから…』


…………………。



『愛莉は嫌なの?』



…………………。



答えられません…

なんて返事をしていいのやら…

それってプロポーズなの?

それとも冗談?



私が下を向いてずっと黙ってると…




『愛莉?俺、今、愛莉にプロポーズもどきな事を言ったんだけど…それに対しての返事は愛莉から俺は貰え無いの?』



ガバッと急に顔を上げた私の顔を観て翔が言ったのは…



『それが愛莉の返事なんだね?』


そう言って前を向いてしまった…




私は今、どんな顔をしてるの?


首を傾げてると…



車は赤で止まった瞬間…




翔の右手が私の頬を撫でこちらを観て翔は優しい声で私に真っ赤な顔が愛莉の答えでしょ?とキスをした。




私…

顔が真っ赤なの?!



そう言われれば…


顔が心なしか…


熱い様な…



私は翔をずっと観てると…



『もう少ししたら着くからね。』


そう言って信号が青に成ったので車を発進させた。