私の名前は…


安曇 愛莉 26歳
(アズミ アイリ)


父は警視長官…

母は華道家…


こんな環境の中で育った私は母の仕事を手伝い若くして師範に成った。


ゆくゆくは母の名を襲名する事に成るだろう…



でも…


私には三年前にある人との約束があった



その人の名は…



哀川 翔 (アイカワ カケル)

と言う男性…



出会いのきっかけは母に連れられて行ったパーティーだった


私は行くのを拒んでたのに母に無理矢理引き摺られる様にパーティー会場のホテルの大広間に連れて行かれそこで出会ったのが翔だった…


母の知り合いに紹介されたのが翔…



翔の家は外交官をしてるお家柄…


翔自身も官僚の仕事をしてると言ってた



母は申し分ない男性だと言った。


でも私は最初、翔を好きでは無かった。


みんなの憧れの的の様な感じだったから



どちらかと言うと…


嫌いなタイプ…


頭は良くて…

背は高くて…

容姿端麗…

親も本人も申し分ない出の人。



馬に例えるとサラブレット…
(例えが悪いかな?)


非の打ち所がない…

そんな感じの人だった。