ほら、めんどくさいことになった。ほんとに保健室当番なんて引き受けるんじゃなかった。嫌って言いたいけどさ、言ったら猫かぶってる意味なくなっちゃうしさ。あーあ。
「OK。起きるまで見とくね。」
「ごめんな!でも、学年1美人の妃さんと話せてラッキー!じゃ、そいつよろしくね!」
私は、アンラッキーだよ。
「じゃあね。」
《バタンッ》なぁにが、学年一美人の妃さんと話せてラッキー、だよ。調子いいことに言ってんなよ。そりゃ、嬉しいでしょうよ。男女共に人気の私と話せて。あ、ちなみに今の私がナルシストなわけじゃないからね!ホントだから!
あーあ、図書館行きたかったのに。こいつのせいで……!しょうがないけど、毒つかずにはいられない。そう思いながら、ベッドで寝てる男子を見た。にしても、木田に担がれてる時から思ってたけど、