腕のアザを聞かれても、夏希は何も答えなかった... 笑顔の耐えなかった子なのに 今では笑顔を見る方が珍しい。 母親と父親は困り果てていた。 夏希が電子レンジを使えるようになってからは、母親も働き始めた。 冬斗もいるし安心していた。 夏希がランドセルをもらい、 小学校に上がってから、その行為は度を過ぎるようになっていた。