私は瀬木 望咲(せき もえ) 。高2。7カ月間働いてた飲食店を辞め、スポーツ店でバイトしてる。そのスポーツ店で出会った、もう一人の瀬木さん。専門学生。周りからは『兄妹』みたいって言われてる。でも、私は兄妹じゃなくて・・・
普通に、女として見てもらいたいの。
だから必死にダイエットして、少しでもこっちを向いてもらえるように頑張った。
ダイエット成功して数日。
頼れるお兄さん的存在の瀬木本さんと上がる時間が被った。もちろん、瀬木さんも。
一緒に帰れるかな、ってドキドキしてたけど、高校生にはない『残業』をしていくらしく一緒に帰ることが出来なかった。
とりあえず、シフト書いて帰ろう、と思ってシフトを書き戻す。
帰ろうとしたら、瀬木本さんが話しかけてきた。
『・・・ね、そこに立ってみて?』
いきなり言われ戸惑いながら立つ。
『やっぱり。細くなったね、センパイ♪』
『だから!センパイじゃないです!瀬木本さんのがセンパイじゃないですか!』
瀬木本さんは、いつも私を“センパイ”と呼ぶ。
瀬木本さんは、19歳。2歳も違うのにセンパイって・・・
そう思ってると・・・
『んもー!!細かいなぁ!望咲ちゃん。こっち来て?』
注文が多い・・・
瀬木さんいないし、もう帰りたいんだけどな・・・
仕方ない、と思いながら大人しく瀬木本さんの方へ向かう。
『なんですか・・・』
いきなり腕を引っ張られ、いつの間にか瀬木本さんの腕の中に。
『ちょっ!瀬木本さん!』
『望咲ちゃん、可愛くなったよね・・・オレ、タイプだなぁ・・・』
ブレイクルームに誰もいないことをいいように・・・!
『冗談言わないでください!瀬木本さんのために可愛くなったんじゃないです!』
『・・・じゃぁ・・・“オニイチャン”の為?』
『っ!』
そこまで知ってるんなら言わなくても!!ほんと、苦手になってく・・・
キィ・・・
『瀬木、あがりま・・・』
『あ・・・』
私の好きな人、瀬木さん。瀬木本さんのいう“オニイチャン”。
どうしよう。
私はまだ瀬木本さんの腕の中。
3人で沈黙。
どうしよ・・・どうすればいいの!?
『あーあ。望咲ちゃんが早くしてくれないから“オニイチャン”が来ちゃったじゃん♪』
『なっ・・・!』
反論しようとするがそれより先に瀬木本さんによって唇を奪われた。しかも・・・ディープ。
瀬木さん見てるのに・・・!
なかなか離してくれない・・・
助けて(・_・、)
『っ、ぷは・・・』
1分くらいし、やっと離してもらえた。
肩で息をしてる私を見て、
『・・・望咲ちゃん、ハジメテ?』
図星だったからなんにも言えなかった。
『あれま。望咲ちゃんのハジメテ、ごちそうさま♪』
『っ、バカっ!!』
そう言い残しブレイクルームを後にし走った。
普通に、女として見てもらいたいの。
だから必死にダイエットして、少しでもこっちを向いてもらえるように頑張った。
ダイエット成功して数日。
頼れるお兄さん的存在の瀬木本さんと上がる時間が被った。もちろん、瀬木さんも。
一緒に帰れるかな、ってドキドキしてたけど、高校生にはない『残業』をしていくらしく一緒に帰ることが出来なかった。
とりあえず、シフト書いて帰ろう、と思ってシフトを書き戻す。
帰ろうとしたら、瀬木本さんが話しかけてきた。
『・・・ね、そこに立ってみて?』
いきなり言われ戸惑いながら立つ。
『やっぱり。細くなったね、センパイ♪』
『だから!センパイじゃないです!瀬木本さんのがセンパイじゃないですか!』
瀬木本さんは、いつも私を“センパイ”と呼ぶ。
瀬木本さんは、19歳。2歳も違うのにセンパイって・・・
そう思ってると・・・
『んもー!!細かいなぁ!望咲ちゃん。こっち来て?』
注文が多い・・・
瀬木さんいないし、もう帰りたいんだけどな・・・
仕方ない、と思いながら大人しく瀬木本さんの方へ向かう。
『なんですか・・・』
いきなり腕を引っ張られ、いつの間にか瀬木本さんの腕の中に。
『ちょっ!瀬木本さん!』
『望咲ちゃん、可愛くなったよね・・・オレ、タイプだなぁ・・・』
ブレイクルームに誰もいないことをいいように・・・!
『冗談言わないでください!瀬木本さんのために可愛くなったんじゃないです!』
『・・・じゃぁ・・・“オニイチャン”の為?』
『っ!』
そこまで知ってるんなら言わなくても!!ほんと、苦手になってく・・・
キィ・・・
『瀬木、あがりま・・・』
『あ・・・』
私の好きな人、瀬木さん。瀬木本さんのいう“オニイチャン”。
どうしよう。
私はまだ瀬木本さんの腕の中。
3人で沈黙。
どうしよ・・・どうすればいいの!?
『あーあ。望咲ちゃんが早くしてくれないから“オニイチャン”が来ちゃったじゃん♪』
『なっ・・・!』
反論しようとするがそれより先に瀬木本さんによって唇を奪われた。しかも・・・ディープ。
瀬木さん見てるのに・・・!
なかなか離してくれない・・・
助けて(・_・、)
『っ、ぷは・・・』
1分くらいし、やっと離してもらえた。
肩で息をしてる私を見て、
『・・・望咲ちゃん、ハジメテ?』
図星だったからなんにも言えなかった。
『あれま。望咲ちゃんのハジメテ、ごちそうさま♪』
『っ、バカっ!!』
そう言い残しブレイクルームを後にし走った。