翌朝。

名残惜しそうに空港のゲートを出るナターシャ。

「大丈夫…きちんと安全が確保できたらまた来れます…」

リィが励ますようにナターシャの背中を押す。

「その時はリィさんも一緒にビーチで泳いでくれますか?」

「うん…一緒に遊びましょう」

「今回よりもエグイ水着着てくれますか?」

「え゛…」

ギョッとするリィ。

「おー、そりゃいい提案だ」

霸龍闘が茶化すと。

「霸龍闘っ」

リィは彼の弁髪をグイと、少し強めに引っ張った。

「後で酷いんだから…」