言われたように廊下に移動をして、ジョースターさんとの会話に集中できる様に椅子へ座った。そして、
「ジョースターさん。それで、話とは…？」
話しの内容が早く聞きたい、けれどポルナレフのことではない事を祈りながら、尋ねてみた。すると、
「ポルナレフのことなんじゃが…。」
ああ。やはり。
「ポルナレフは私のことを忘れていましたが、それはなぜなのですか！ジョースターさん！」
私は怒りと哀しみで名一杯になってしまい、大きな声をあげてしまった。
「まあ、そう慌てるな。見ての通り、ポルナレフは一時的な記憶喪失だそうだ。」
「なぜ、ポルナレフは記憶を失ったのですか！私が消えてから、なにかポルナレフに大きな衝撃でも与えた人物がいるとでも言うのですか！？」
「いや、そうではない。アヴドゥルがヴァニラ・アイスの空間に飲まれた瞬間を目の前で目撃してしまったポルナレフが、哀しみと罪の重さに、アヴドゥル。君との旅の記憶を閉ざしてしまったのじゃ。」
「つ、つまり。ポルナレフの記憶喪失の現況は私のせいだったのですか。。。？」