―――ドンッ。


「いっ……。スミマセン…」
い、いたたた。
なんかでかいひとにぶつかっちゃったな…。

だいじょぶかな、足とかふんじゃってないかな…。
怖いひとかな…。

「いてぇ…。…あ、俺のわたあめ…。」
あ、やばい、これってもしかして…


それを理由にお金めっちゃとられるやつじゃないーー⁉
ちょ、ちょっと瑠衣!るいーーーーーっ!


そんな妄想を脳内でフル回転させながらも男の人は
「せっかくポッチャマだったのに…。」
と小さくつぶやいている。

いやまじでやばいから!瑠衣ーーー!



…あれ⁉瑠衣がいない!