月とすっぽん





「えっちょい、地味ーにひくのやめてもらっていいですか?」



「い、や、だ」



「おいお~い」



「‥ちょ、お前腕!」



 わっ、ヤバッ!



「えっ?わっ!‥‥アハハッ」



「作り笑顔下手すぎ。またやられてんのか?」


 成純が真剣な眼差しで覗いてきた。



「‥‥これは‥ほらっ!あたしが寝ぼけたまま歩いちゃってて、それで、その‥ドッシャンガラガンッ!ってなった怪我です」



「ウソばればれ。なんかあったら言えっていったじゃん。またお前にあんな辛い思いさせたくねーんだよ。前は俺の力不足で」