本当は。





2人で何も喋らずに歩き出す。





「ごめんな」


手をつなぎながらも、少し先を歩くハルキの声。


表情は分からないけど、いつものように、少し顔を赤くしているのだろう。




心がじんと熱くなって、あたしはつなぐ手を、ギュッとにぎり返した。







そっと空を見上げると、かすんだ空に虹が見えた。