君の気持ち

✩一輝side✩

「なー、市橋ー。」

今は部活終わりで、俺も含め野球部1年が部室でわいわいやっている。

そんな中、1人がある話題を市橋に持ちかけた。

「んー?なんだ?」

市橋が答える。

「おまえ、あの宮下さんと中学同じだったんだろ?」

「え?まじで?あの宮下さん?」

みんなが宮下と言うワードで反応する。

「あー、うん、そーやでー」

「まじか、市橋。もっと早く言えよおい。」

「いや、みんな知ってると思ってたわ。」

「「知るわけねーだろ!!」」

「お前ら、宮下の出身中学は知ってる?」

「「A中学」」

「俺のは?」

「「……」」

「…ぅおい!!そこ大事な!宮下よりまず俺だろ!!」

市橋のツッコミでみんなが笑う。

まあ、確かにそうだと俺も思った。

宮下と言うのは、女子野球部に可愛いやつが入ったと噂されてる本人だ。

たぶん、本人はそんなこと知らないと思う。


でも、先輩までもが宮下の噂をしてるまでだからすごいと思う。

俺らの中で、宮下は、通称「”あの”宮下さん」だ。

それくらい、宮下は俺ら野球部の中でアイドル的な存在になっている。