かごに入ったボトルを持ち上げ外にある水道へ向かう。
ボトルに水をいれスポドリを作ってると同級生で同じくマネージャーをやっている新開彩音こと新ちゃんがきた。
「莉世〜、私も手伝うよ!」
「新ちゃん!ありがと〜!」
「いえいえ〜
莉世、何組だった?」
「3組だよ、新ちゃんは?」
「3組かぁー…
うちは4組だよ、中田と一緒」
そう言って顔を少ししかめる新ちゃん。
新ちゃんはショウが苦手らしい。
チャラチャラしてるところが気に食わないとか…。
「新ちゃん、顔死んでるよ(苦笑)」
「莉世は大山と一緒だっけ?
よかったね〜」
「どーせならショウと新ちゃんとも同じが良かったけどね…」
「莉世…!!」
ボトルそっちのけで抱きしめようとしてくる新ちゃんの腕から逃れ出来上がった分のボトルをかごごと持ち走り去る。
新ちゃんの何か言う声を背中に感じながら。

