夕方。
仕事から戻ってきた芹沢さんと麗さん。
当番表を作ったらしく、見せてもらった。
月曜日に洗濯で麗さんと。
水曜日に掃除で航汰と。
土曜日に料理で黒川さんと。
…黒川さんとか。
大丈夫かな…?
すると、みんなはいつの間にかあたしと航汰の話になっていた。
「2人は幼なじみなんだ!すごい偶然だね!」
「いいな〜!幼なじみって良いよねー」
芹沢さんと麗さんは盛り上がる。
「芹沢さんも麗さんもはしゃぎすぎです!」
「いいじゃな〜い」
「それと、芹沢さんじゃなくて涼でいいよ。みんな下の名前で呼んでるし、敬語も肩苦しいからね」
「そうなんですか?じゃあ、涼さんって呼んでもいいですか?」
「おっけー!今日は瑠子ちゃんの歓迎パーティーだね!みんなで夕飯の準備をしよう!」