それから数ヶ月後俺自身精神的に落ち着いて綾乃が亡くなった後の自分の病み様とかを振り返ってみて恥ずかしく思う。 あれから綾乃の仏壇も買った。 「礼央ーおいで」 そう呼ぶと走ってこっちにくる我が子。 「ぱぱ!」 飛びついてくる我が子を受け止める。 「ままにお線香?」 「うん。今愛衣連れてくるからちょっと待っててなー」 リビングの床でおもちゃを振り回して遊んでいる娘を抱き上げる。