「綾乃ちゃんが死んで悲しいのは分かる、けど、自分まで死のうとするんじゃない!」 俺の胸ぐらを両手で掴んで揺さぶって来る母。 相変わらず力つえぇなぁと少しだけ思った。 「あんた、礼央くんと愛衣ちゃんがいるでしょ!?亡くなってしまった綾乃ちゃんの代わりに二人を育ててあげなさいよ!綾乃ちゃんとあんたの子でしょ!?」 「だって俺の綾乃無しじゃ生きてけねぇーもん、じゃあさ、心中ってどう思う?そしたら皆で綾乃に会いに行けるよ。」 そう言うと次は父さんに殴られてた。