はぁ…はぁ…


キーンコーンカーンコーン♪
「「あ…。」」

これはもう完全なる遅刻…

私と介は諦めて歩くことにした。

「彩凪、足大丈夫…?w」

「大丈夫…。」

「俺…おぶってこ…ブッ…ww」

「笑うなっ!!ちょー痛かったんだから///」


本当ならあの時間帯は間に合うはずだったのだ。
それなのになんで遅刻したかって?それは…


「だって…あんなところにバナナの皮が落ちてるとはおもわないじゃん…。」

そう。あの某カーレースゲームのようだ。道端にバナナの皮がすててあるなんて…。
まったく。あんなところにバナナの皮なんか仕掛けなくても登校の順位は最下位だったというのに。

「いやぁー見事な転けっぷりだったよw
あー、腹いてぇーwww」

「いつまで笑うんだよー!!(`´)」

そんな他愛もない話をしながら私達は教室へ向かった。