そうか……。夢生……介のこと好きなんだ……。
なんだろう…このモヤモヤ……

「おーい、さなーーっ!!!」

噂をすれば、タスク……
「なんでしょうか、たすくさん。」
私は恨みをこめながら真顔で見つめた。

「…どうした?」
たすくはきょとんとこちらを見つめる。
それもそのはず、彼は何も知らない。

「なんでもありません。それより要件はなんでしょうか。」

「お、おう…そうか…。
えと、今日の放課後付き合ってくんね?」


そんなたすくの言葉を聞いたり聞かなかったりしながらわたしは夕べラーメンを食べて胸焼けをしたことを思い出した。

あぁ、だからモヤモヤすんのか。