手に持ったネックレスを投げ捨てようとしたとき、後ろの方で声が聞こえた。




驚いて振り返ると、俺の学校の女子の制服がチラッと見えて防波ブロックに隠れた。






ずっと見てたのか…………?しかも、女子かよ




なんか学校で言いふらされるのはめんどうだ。





俺はそう思って防波ブロックにむかって歩いたけど、不思議とあせりはなかった



あたりは朝日に柔らかく照らされていて海が綺麗。俺が一番好きな時間帯だ。




そして俺は防波ブロックの向こう側に顔を出した。そこにいた女子がゆっくりこちらを向いた