補習なんてはやく終わらせて帰ろうっと。


ん?なにこれ。まったくわかんないんですけど。


渡されたプリントには意味わかんない文章ばっか。


しばらくプリントとにらめっこをしてたらドアが開く音がした。


「…だれかいんの」


聞き覚えのない声だな。


「誰ですか…って倉田くんじゃん!」


そこには今日花梨と話してた倉田くんが不思議そうな顔をしてたっていた。


「なんで俺のことしってんの?」


「なんでって同じクラスなんですけど。」


「ふーん。」


はい?なんですかそれ。自分で聞いたくせにその興味ない感じ。


やっぱ倉田くん苦手だなぁ。


あ、倉田くんって頭いいよな。せっかくだし教えてもらおう!


「ねぇ!倉田くん!ちょっとこれ教えてもらえないかな。」


「やだ」


2文字で返されたよ。でもこんなんでめげる私じゃないからね!