朝霞「はあ…………そうだと思った……………。(´・△・`)」

俺の前でため息つかれても。俺がため息つきたいわ!!


朝霞「……………しょうがないですね。私でよければ、朔那様より説明が上手な自信がありますので御説明いたしましょう。」

と、しれっと主を小馬鹿にした朝霞さんが言った。


亜耶加「あ、朔那より説明が上手ならよろしくお願いします。」

朝霞「はい。では、この街の名称から御説明いたします。」



周りに、街の景色が現れた。
街……………というより、町かな。
木造の建物がずらっと並んでいる。


朝霞「ここは、京の町。いわゆる、京都でございます。」

亜耶加「あ、京都なんだ……………。」

朝霞「京都と呼ばれ始めるのはまだ先の事ですので、京、と呼ぶのが正しい呼び方でございます。」

亜耶加「へぇ……………この町で暮らすのね。なんだか楽しそうじゃない。のんびりしてるし。」

朝霞「案外、そうでもございませんよ。」

亜耶加「どういうこと?」







朝霞「この時代は不逞浪士が沢山います。もちろん、京も例外ではございません。毎日の様に自分達の望む通りにできない悔しさを、ぶつけております。役人との斬り合いもございます。決して安全というわけではございません。ご理解下さい。」




え?嘘、京都に……………いや、京がそんなに危険な町だなんて……………。
結構不安かも……。


朝霞「しかし、ご安心ください。あなた様が住むことになる所は、ここでございます。」



景色が動き、ある大きな門がある屋敷で止まった。


























朝霞「ここが、あなた様の暮らすことになる組織。











新撰組でございます。」