キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った。

私はあれから由麻と慶君と喋っていた。


…。ところで私の隣って誰なんだろう?

幸いにも、由麻は私の席の前、慶君は私の斜め前の席だった。


「きゃあっかっこいい〜!!!!」

さっきから大勢の女の子たちの声が廊下から聞こえる。