ピエロ



「じゃあ、隠しちゃおっか」


爽やかな笑顔。

眩しいくらいのピピンの笑顔に

俺は戸惑うばかりだ。


「それってどういう………」


〝それってどういうことだ〟と

聞こうとして、いい終える前に

ピピンの手元に目が奪われた。

いろんな表情のお面。

どこから出した?これは何だ?

驚く俺にお構い無く、

ピピンはソレの説明を始める。


「これは魔法のお面。

君の心を隠してくれる。

別の表情で隠してくれる。

消し去りたい思いのある君に

ぴったりだろう?」