でも、楽しみにしていたのに、 ニコは突然、やらないと言い出した。 その瞬間までは、 俺らはいつも一緒に行動していた。 やりたいことも、 やりたいタイミングも同じだったから。 あのとき、どうしても納得いかなくて あいつを問い詰めたこと、覚えている。 「なんでだよ!? お前も楽しみにしてたろ?」 声を荒げた俺に、あいつは。 「うるさいなぁ。 いつ僕が楽しみだなんて言ったの。 言ってないんだけど。」 淡々とした声で言ったんだ。