そんな風に喋っていたら、もう順番が回ってきた。 今度はニコが走る番だ。 …今度こそ、ラフに勝ちたい。 「よーい、スタート!」 その合図で走り出す。 ゴールまでは、余計なことは考えない。 ただ、走りきること。それだけ。 風が気持ちいい。 「…1分53秒16!」 やった!今度こそきっと…。 「ニコ~!お疲れ!やっぱすごいな。 何でそんな速さで走れるんだよ~?」