ピエロ



───────グラウンド──


「今日は800㍍のタイムをはかります。

一度に8人ずつ走るので、

8つのグループに別れてください。」


…800か。また、ラフが1位かな…。

でも、今回は…。


と、急に肩が重くなる。


「ニコ~。グループ作ろうぜ。」


そう言って肩に腕を乗せていたのはやはりレイ。


重たい。早くどけてほしい。


無言で頷きながら、レイの腕を払った。

レイは気にした様子もなく話し続ける。


「そういえば、ニコは800得意だよな。

といっても、どれも早いけどな。」


そう言ってニカッと笑う。