夏の暑い日差しが降り注ぐ 空は広くて、自由で、私には眩しかった 「どうしてそんなに辛そうな顔をしてい るの?」 彼はそう言った 私は驚いた 彼だって私と同じ。 とても辛そうな顔をして、それが私には今にも消えそうで怖かった それが彼への第一印象 そして彼は 「僕の名前は桐咲蓮。きみ名前は?」 「……安藤 麻衣。」 知らない人と喋れないはずの私が、喋れた それは多分、彼が美しかったから。 いいや、彼の心が美しいと感じたからかもしれない。 そして彼にすいよせられるようなきがした