それから一ヶ月、彼と毎日のようにおしゃべりをしながら過ごした
私もまだ教えられない秘密をかかえている
そして、多分彼も。
人はだれしもそういったものをかかえて生きている
彼の顔は一ヶ月前に比べて少しやつれたようなきがする
だけど私にとって彼は彼
そんなとき、彼はこう言った
「麻衣ちゃん。
俺と付き合ってくれない?
俺は確かに普通の男の子に比べればなにもできないかもしれない。
麻衣ちゃんを沢山どこかに連れて行ってあげることはできないと思う。
それでも、俺は麻衣ちゃんのそばにいたい。」
彼のおもい、いや、蓮のおもいが嬉しかった
「私も蓮のそばにいたい。
ただ隣にいるだけでいい。
一緒に笑ってたい。
だからお願いします。」
そうして私たちの関係は恋人へと変わった
お母さんやお父さんに話したら喜んでくれた。
みーちゃんも喜んでくれた。
だけど、みーちゃんの顔が一瞬曇ったのは私の勘違いなの?
そして、その意味をわたしはもう少し先で知ることになった