「どぉ?!いい仕事じゃない?!」


「そうね。」

私はケーキを食べ終え、
カフェオレの残りに口をつけた。


私の生半可な答えに、
なぜか笑顔で、うんうん、とうなずくチャラ男。


「…?じゃぁ、私はもう帰るね。」

残りのカフェオレを飲み干すと
私は席を立とうとした。


「うん。今日はありがとうね。」

立ち上がり出口の方に向かうと、
丁寧に出口のドアを開けてくれそう言った。


「じゃぁ、頑張ってね」

社交辞令程度にそういった瞬間…


「あっ!明日も同じ時間ね!」


「…はぁ?!!」


「来てくれないと電話しちゃうし」


「は…?!電話番号なんて教えてないし?!」


「080-××××-××××、結構覚えやすい番号だよね♪」


「…っ?!なん…で…?!」


「履歴書も作っちゃったし、採用!!ってね♪」


「え…?!…なに言っ…」


目の前に一枚の履歴書をひらりと見せる。

そこには私の住んでる住所が確かに記載されている。

…どうゆうこと??!


「…っあ!」


「気づいた?」


あのニヤリとした意地悪そうな笑顔が目の前に現れた。


「無防備にスタッフルームにカバン置いちゃうからだよー?
今後はちゃんと気を付けてね!危ないから!」



笑顔ですか…
お前が一番危ないっつーの!



「明日待ってるね、お疲れ~!」


そのままバタンと扉が閉められた。

私は呆然と、現状を理解するのに必死だった。


・・・・ナニコレ?!