部屋に入るとそのままベッドに倒れこんだ。


手も足も動かす気力がでない。


カーテンの隙間から射し込む朝日が
頭の辺りを照してポカポカと心地良い。


少しだけ下関さんの顔を思い出してみた。


つい何年か前は不倫に終止符をうって
ドン底の気持ちだったのに、

偶然出逢った青年に恋をして
ドン底の気持ちはいつの間にか薄れていた。

その青年とは何も始まらないまま
終わってしまい、また私は絶望に似た気持ちに落とされていた。

そこに今度は自分を好きだという男が現れた。

私はこの男を受け入れることで
またこの絶望に似た気持ちは薄れていくのだろうか。

私の大事にしたい"私の気持ち"は
いったいどれなんだろうか…


頭に当たる陽射しが少し熱くなってきた。

私はうつ伏せのまま大きく息を吐き出し、
のろのろと起き上がるとベッドの上に座った。



少し考え過ぎなのかもしれない…