「迷いました…」 「ぶはっ、マジで!?」 私が下を向いてここにいる理由を言ったら 先輩は大胆に笑った。 「ここそんなに難しい作りじゃないよ? 建物全部繋がってるし」 そう言いながら階段を下りる。 「ついてきな、教えてあげる」 そういうと先輩はクスクス笑った。 なんか照れくさかった。 男の人と二人っていうのに なれてないし、ドキドキする。 だけどやじゃないんだ。 不思議な感じがした。