そんな奴からの電話。
絶対ろくなことない、と思いながらも電話に出てしまう俺もろくな人間じゃないと思う。
「なに?」
『あ、シュウ、オレオレ。お前今どこ?」
オレオレ詐欺のような電話に思わず通話終了ボタンを押そうとしてしまう。
どこって言われても…言葉にするのは難しい道だ。
「道?」
『いや、どこだよ。まあいいや、今日学校来い。オレら全員来てるからさ、シュウがいないと面白くねえんだ。早く来いよ。』
「……」
言いたいことだけ言ってプツリと切れた電話に溜め息をこぼす。
学校行きたくないって。
そう思いながらも、俺の足は学校に進んでいた。


