「おいっ…!」 ん?誰かの声がする。 こんな朝っぱらからなんの用? そう思いながら、私はちょっと目を開いてみる。 「おいっ!起きろ!美桜!」 美…桜…?もしかして…諒ちゃん…?だったりしてね。そんなわけないか。 そして、私はまた目をつぶる。 まだ、かすかに聞こえる誰かの声。