Is you is or is you ain't my baby?

そんな3人に、
(年齢の問題じゃないかしら?)

櫻子は心の中で呟いた。

「あっという間だね。

新しい年になってから、もう2週間なんて信じられないよ」

小梅はやれやれと息を吐いた。

店内にしんみりとした空気が流れた。

その流れを変えるように、
「僕ね」

北大路が言った。

「今年こそはやりたいことがあるんだよね」

そう言った北大路に、
「何をですか?」

この場にいる全員の視線が彼に向けられた。

櫻子はテーブルのうえにスマートフォンを置いた。