Is you is or is you ain't my baby?

「私からはこれだよ」

小梅がそう言って差し出してきたのは、マカロンの形をしたバスボールだった。

「ダイダイと一緒に選んだんだけど、ダイダイがこれだけじゃ寂しいだろうからって」

小梅はフフッと笑うと、藤本に視線を向けた。

「別に寂しいなんて一言も言ってねーよ。

誕生日にケーキがないのは、いくら何でも寂し過ぎるだろ」

藤本は手に持っていた紙袋を見せた。

「しかもダイダイの手作りだそうだよ」

「おい」

笑いながら言った小梅に藤本がツッコミを入れた。

「へえ、ダイダイの手作りっすかー。

さすが料理人」

ニヤニヤと笑いながら言った京極に、
「黙ってろ、このアホンダラが」

藤本が言い返した。