Is you is or is you ain't my baby?

「責めている訳じゃないんだ。

ただ英恵がたくましくなったのは、君のおかげだな」

英恵の父親はやれやれと言うように息を吐くと、
「英恵、竹司くんと幸せになりなさい」
と、言った。

「お父さん…」

呟くように呼んだ英恵に、
「会社は国光…まあ、場合によっては蘇芳に継がせることにする」

英恵の父親が言った。

「えっ、僕?」

「まあ、男だしね…」

弟2人は苦笑いをした。

「ありがとうございます!」

京極は頭を下げて、お礼を言った。

「ただし、1つだけ条件があるんだ」

英恵の父親が言った。

「条件、ですか?」

京極は訳がわからないと言うように聞き返した。