Is you is or is you ain't my baby?

「いらっしゃい」

英恵は笑顔で京極を迎えると、中に入るように促した。

「えーっと、お邪魔します…」

京極は戸惑いながら、中へと足を踏み入れた。

英恵に案内されるようにリビングへ行くと、男が3人待ち構えていた。

ロマンスグレーが特徴的な年配の男は英恵の父親だろう。

目元の辺りがよく似ていた。

後の2人は、英恵の弟と言うところだろう。

それにしても、男3人に見られるのはあまり気持ちがいいことじゃない。

「お父さん、この人がおつきあいしている京極竹司さん」

英恵が3人に紹介した。

「初めまして、京極竹司です。

英恵さんと結婚を前提に交際しています」

京極は深々と頭を下げた。

「座りなさい」

英恵の父親がそう言ったので、京極はソファーに腰を下ろした。